ニュース&コラム
「中1ギャップ」という言葉はご存知ですか。いつの頃からか、中学校への進級時に、その生活に上手く馴染めないことを指す言葉として使われるようになってきました。とりわけ、学習面でつまずくと、取り戻すのはなかなか難しいです。変化に戸惑っているうちに、どんどん勉強が遅れ、入学後半年で50点を割る生徒も出てきます。では、小学校と中学校で何がそんなに変わるのでしょうか。
小学校では、予習・本習・練習・復習という学習の4ステップが、授業中に全て完結します。しかし、中学校は4ステップ中、ほぼ本習だけ。せいぜい、問題練習の時間が少しあるかどうかです。つまり、中学生は予習・練習・復習を自分で補う必要があります。「予習が足りないと、授業スピードについていけず、」「練習が足りないと、習ったことが身につかず」「復習が足りないと、テストでの問題量の多さに対応できません。」
中学校の勉強を上手にこなすには、正しい学習方法と習慣を身につけることが大事です。しかし、中学校生活が始まってすぐに、定期テストは行われるので、小学生の内に備えておく必要があります。ただ、小学生が自分から「中学校は大変だから、小学生の内に頑張る!」とは考えません。そうなるよう、保護者様がお子様に心の準備をさせ、勉強するようにしてあげなければいけません。
ということで、進学塾サミットの「中学準備講座」のご紹介です。1・2月中は、高学年で学習した重要ポイントを効率よく振り返り、基礎力アップをはかります。そして3月から中学校の予習を行います。英語や数学はもちろん、理科や社会もバッチリです。くり返しになりますが、中学生の学習方法を小学校卒業までに身につけ、春休みまでに習慣づけることで、スタートダッシュは成功します。勉強も虫歯や病気と同じで治療よりも予防が肝心!苦手になる前にしっかり予防していきましょう。
□ New Sky 11月号 「中1ギャップ」への備に陥らないために