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New Sky 9月号 そろばんと右脳開発

2017年 8月 18日

お母さんお子様をそろばん教室に通わせた目的はなんですか?

●学校の算数を得意にさせるため
●計算を速く出来るようにさせるため
●暗算を出来るようにさせるため
●右脳を鍛えるため
●頭の良い子にするため

お子さまに、そろばんを習わせた目的はお母さまによって様々の事と思いますが、初心を忘れないようにしてください。私共アンそろばんクラブは進学塾が運営しているそろばん塾です。カリキュラムも将来お子様を進学校・大学への進学に必要な能力形成に必要な事のみに特化しています。

そのため「今日においては無駄なことになってしまった言わざるを得ない、伝票算の指導・応用計算の指導は一切行っていません」1990年代以降、電卓・コンピューターの発達によりそろばん教育は廃れていきました。しかし、2006年以降「分数の出来ない大学生」に代表されるように、子供たちの学力低下が問題となる中、そろばんは子供たちの能力開発に良い・右脳開発に良いということで再人気化してまいりました。

なぜ今、こんな話をしているのかと申しますと、先日ある保護者様から頂いた電話で、私の思いが保護者の皆さまに伝わっていないと痛感させられたからです。

そろばん教育が人気化することで、近年そろばん教室も増えてまいりました。そうすると、他教室と差別化するためにまた不要なそろばん教育といいますか、無駄な教育をして保護者の皆さまを混乱させるような教室が出てきているからです。(もちろんず~っと無駄な指導を続けている教室もありますが・・・。)そんな時代錯誤の指導をしているから、1990年代にそろばん塾がだめになったことも忘れて・・・。

私はそろばん塾の担当すべき指導は「見取り算・乗算・除算(暗算を含む)」で充分であると考えています。伝票算や応用計算の分野は、PC(EXCEL)等が絶対優れているので、そろばん教室で教えるべきではないと考えています。(もちろん公認会計士の先生が指導されるそろばん教室であれば別かもしれませんが・・・)実際実業界ではすべてPCにとってかわられています。しかし、子供たちの頭の中にPCを埋め込むことはできないので、そろばんによる能力開発は役に立つのです。

私は思います。「そろばん塾でいろいろな計算や簿記などを小学生に教ていると「すごい!」ってお母さん思われる方もいらっしゃるかもしれませんが全然すごくありません。「無駄です」そんな暇があれば一日でも早く2級以上を取って、学習塾に移ってそろばん教室で培った能力を生かして、次の勉強をすべきです。もちろんスポーツでも遊びに時間を使っても構いません。時間は有限です。時間を有効に使うことの出来るお子様のみが、社会に出て成功できます。「伝票処理?簿記?そんな事、高校や大学でPC使って勉強しますから。」

家庭教師歴も含めて30年以上子供たちと接してきました。10万人近くの子供たちがこの名大SKYGROUPで学んで巣立っていきました。どんな教育をどの時期に与えるのが、最も有効なのか、効果が高いのか。そんなことを常に考えながら、教育プログラムの融合を考えてカリキュラム作りにあたっています。子供たちにとって遊びも・生活も学びの一環です。時にはバランスを崩してでも、何かをやり遂げないといけないときがあります。そんなときにそのことに時間を投下できるよう、保護者様はお子様の無駄な時間を少しでもカットしてあげること、取捨選択をしてあげることが大切だと考えています。

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