ニュース&コラム
3月5日(土)に尾張旭校並びに
守山小幡校におきまして、
進学塾サミット小学部開講記念、
緊急セミナーと題しまして、
お子様の未来を左右する
大学入試改革事情に詳しい、
日本青少年育成協会顧問の森智勝先生をお招きして
「大学入試改革と子供たちの未来」を
開催させていただきました。
2020年大学入試が変わる
といわれて久しいですが、文科大臣の交代もあり
いろいろな方針が出ては消え、出ては消えという状況で、
未だこうなりますという確定したことは少ないといえますが、
今年の新中1生から完全実施が予定されています。
方向性としては、
同学年の高校生が受験する基礎学力診断テストというテストが実施され、
大学進学のみならず、就職にも活用される予定です。
そうなりますと、
今までは○○商業高校で1番とか○○工業高校で1番ということが
就職に置いて強いものでしたが、
大学進学をする子供たちの方が一般的にテスト学力が高いとすると、
○○高校では1番だけど、全国順位では10万番ですということも
ありうることになり、高校の序列化につながります。
英語も、今までの「読む・書く」に重点が置かれたテストから、
「聞く・話す・読む・書く」の四領域の能力が計ることのできるテストで
能力判定を行うとされています。
この四領域の能力を計るテストを行うには大学の先生のみでは、
マンパワー的に難しいため
他の能力判定機関のテスト結果の活用も検討されているとのことです。
森先生によれば現在のところ
「TOEFL/TOEIC」の成績が活用されることが有力だが、
英検は国内で広く知られている検定試験のため、
現在の英検では四領域の能力を計るという条件を満たしていないものの、
英検はテスト内容を改良して入試判定に活用されるであろうとのことでした。
アンイングリッシュクラブの指導カリキュラムは、
もうすでに当確と言われているTOEICと相性が良いため、
TOEIC系列である「TOEIC Jr」「JET」の受験を推奨しています。
また聞く話すの能力は高校生になってから身に付けることは難しいため、
森先生はアンイングリッシュクラブで習っている生徒は
中学入学後も継続し続けることが望ましいと話されていました。
また森先生は入試改革のバックグランドには社会の変化があり、
グローバル化社会の到来が影響していると話されていました。
同一労働同一賃金ということが盛んに言われているが、
日本国内のみで考えた場合、
正社員と非正規社員の給与格差是正ということになるものの、
世界的な視野で考えた場合、日本人でも、
発展途上国の人でも出来る仕事だと、受けとることのできる給与が、
世界平均に近づいてしまう可能性があると警告を発されていました。
要は、小学生のうちからきちんとした基礎学力を身に付けるとともに、
英語の「読む・聞く」のトレーニングをしておかないと
大学入試に置いて困るだけでなく、
日本人としてふさわしい給与を受け取ることが
難しい世の中になっていく可能性が高い
とのメッセージをいただいたと私は感じました。
名大SKYグループでは今後も、
大切なお子様をお預けいただいています保護者様のために、
今後も大学入試改革の行方を報告していきたいと考えています。